
E24 キャラバンのご入庫です。
オーナー様は物事を深く探求される方で、お会いするといつも勉強になり
かれこれ10年以上のお付き合いになります。



どれもさほど大した損傷ではありませんが
当時の車とは思えない程の手の入れようでピカピカにしてあります。
ゆえにヘコミや傷が気になるところです。

鈑金後、歪みのチェックをします。



深いヘコミは、伸びた鋼板の絞り作業との格闘になります。

極限まで鈑金しましたのでパテなしで次の工程に移ります。



サフェーサーの前にプライマーを塗布します。
当店では、手間がかかりコストも上がってしまいますが、
しっかりとした下地作りをお勧めしています。
もちろんコスト優先時間優先の作業もお受け致します。


規定時間後サフェーサーを塗布します。


サフェーサー乾燥後、研磨→マスキングとなります。
写真ではすぐに次の工程に進んでいますが、
サフェーサー乾燥に1週間ほど様子をみています。
最近の材料は良くできていますので、20分ほど遠赤外線の熱であぶれば
つぎの工程に行けますが、後々の塗膜トラブルの確率が上がりますので
時間に余裕をみていただけたらと思います。


ベースコート→クリヤーコートとペイントして終了です。
今回は、メリハリを効かした作業内容になります
決めるところは決め、省けるところは省きました。
鈑金は、パテなしの完全鈑金
ペイントは、部品を外さず、塗る面積も小さくしコストダウンしました。
内容に大変満足していただき、あと10年以上乗ると仰られて
作業者としてこんなに嬉しい事はないですね!
この度のご依頼ありがとうございました。